現在、日本人の糖尿病・糖尿病予備軍の方は年々増加しています。統計上では、日本人の40歳以上の3人に1人が「糖尿病」または「糖尿病予備軍」と言われております。
糖尿病は、治療を放置したり、発見が遅れたりして合併症が出現してしまうと生活の質の低下につながります。最悪の場合は失明や心血管病の発症などをきたし命に関わることになりかねません。
糖尿病の発症には日常生活の食事と運動(活動度)が大きな原因をしめています。
現在の日本では食生活の欧米化による生活習慣病が急激に増加しています。それにより心血管病などの動脈硬化性疾患も増加しています。
食生活を見直し、日頃から適度な運動をこころがけることが予防にはとても大切です。
糖尿病を正しく理解し、糖尿病の発症や合併症を未然に防ぐよう普段から健康的な生活スタイルを意識していきましょう。
また1年に1度、定期的な健康診断にてご自身の身体の状態をチェックし、病気の予防や早期発見を心がけることがとても重要です。
糖尿病が心配であったり、以下のような症状が出る場合は早めにご相談ください。
※糖尿病の診断基準
糖尿病の診断基準は、空腹時血糖が126mg/dlを超えたり、300kcal相当のブドウ糖液を飲んだ2時間後に血糖値が200mg/dlを超えたりした場合に糖尿病と診断されます。
糖尿病の治療は「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3本柱となります。
当院ではお一人お一人の症状に合わせて無理のない治療・管理を行います。
糖尿病の治療でもっとも重要なのは食事療法です。
糖尿病は食事と密接な関係にあるインスリンの不足や欠乏から起きる病気です。
食べ物から作られたブドウ糖をうまくコントロールできなくなることで起こるため、体内に取り入れるブドウ糖(炭水化物)の量を調節すること(食事の摂取量を調整すること)で、血糖値の上昇を防ぐことができます。
また利用されないブドウ糖が増え続けることにより高血糖となり、この状態を放置することで合併症が起きてしまいます。
栄養バランスの良い食事をすることで、血糖値の上昇を緩やかにし、合併症の発症を予防することが可能です 合併症を防ぐためにも食事の量とバランスの見直し=食事療法(食事の量とバランスの見直し)が重要となるのです。
糖尿病と肥満は深く関わりがあります。内臓脂肪が増加すると脂肪細胞が増えブドウ糖の吸収をコントロールするインスリン(ホルモン)の働きが悪くなります。
そのため、適度な運動によって肥満を防ぎ、肥満を解消することで、糖尿病の予防・進行を防ぐ効果があります。
適度な有酸素運動(ウォーキングなど)、筋力トレーニング、ストレッチなどを継続的に行うことで、血糖値を下げることが可能です。筋肉量が増えると、筋肉に蓄えることができるブドウ糖の量が増加するため、血中の血糖値が上がりにくい体へ変えることができます。
また将来糖尿病にならないためにも日頃から適度な運動を心掛けることも大切です。
食事療法や運動療法で血糖のコントロールが改善しない場合は、医師の診断のもと、内服薬またはインスリン注射による治療を行います。
糖尿病の治療薬には内服薬、インスリンともに多種類の薬が存在しますが、体質や病状、合併症に合わせて薬を選択し治療を行います。
前途のとおり糖尿病は自覚症状がほとんどなく、気がついたときには合併症を引き起こすとてもおそろしい生活習慣病です。
具体的な合併症の中には「失明」「神経障害」「腎不全」「心筋梗塞」「脳梗塞」などの重い症状があります。
気づいたときには取り返しのつかない状態になってしまうことも稀ではありません。
そのためにも糖尿病の予防、早期発見・早期治療がとても重要となります。
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内科 消化器内科 循環器内科 小児科
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